「株式市場がどれくらい下落をするのか?」 
「弱気相場が何処で終るのか?」 
「下落の底はどこなのか?」

これらの事を的確に当てれる人などはこの世には存在しません。誰も相場の動きを読めないからこそ投資は難しいのですよね。それでも、何も想定しなければ投資での行動に移す事も出来ませんよね。

各自で分からないなりに何かしらの想定や予測を立てながら株式市場を眺めていると思います。そして、その自分の予測を元に戦略を立てていると思います。

私の投資の基本戦略は、長期投資でホールドをしている事です。なので、出来るだけ売買をしないでおこうと思っていますが、それでも時折戦略の変更をしている時もあります。

基本的に、相場が大きく下がっても高値から20~30%ぐらいの下落を想定しています。今回の下落でもこのぐらいの下落水準だと思っていました。最大で30%程度の下落を想定していましたが、あくまでも想定の範囲内が30%の下落程度なので、市場が過敏に反応して想定の範囲内を超えると一時的に30%を突き抜ける事はあると思いますが、それでも30%を突き抜けても35%ぐらいでは下落が止まるというのが基本的な想定の範囲でした。

今回の金利の急激な引き上げにあたって、これらの想定を修正して、自分が思っていた以上に更に下げるかもしれないという事で保有株の避難を行っています。急速な金利引き上げによる景気への悪影響、それに伴う企業業績の悪化、これらによって引き起こされる株価の更なる下落。

個人的には、30%~40%ぐらいの下落を想定しています。

下げが緩やかだったとしても30%ぐらい(S&P500が3357)までは下げると思っています。激しく大きく下落するならば40%ぐらい(S&P500が2877)下げると考えています。最悪のケースでは一時的に50%下落ぐらい(S&P500が2398)の水準まで下げる事があるかもしれないと思っています。

まあ、50%も下げるのは極端だと思うので、ここまでは下げないと思っていますが、想定の範囲内には入れておこうと思っています。

基本的に30%~40%の下落を想定することにしたので、資金を一旦避難して様子を見る事にしています。もちろん、こんな想定や予測などは占いと同じで当たるものでもないし、当たったとしても「信じる者は救われる」みたいなあやふやなものです。

ただ、自分なりにそのように感じたのであれば、それに沿った対応をすればいいと思うし、危ないかなと感じたならば、安心できる水準まで対応を変更すればいいと思っています。私の場合は、キャッシュ比率を高めるという選択をしたのはこのような想定から安心できる水準として現状の対応を行っています。

ダウ工業平均は、まだ弱気相場入りをしていませんがダウが弱気相場に入るような事があると下げ幅は更に加速していくと思っています。

何度も言っていますが、何もなければそれに越したことはないです。株式市場が何事もなかったかのように上昇を続けてくれた方がFIREしている身にとってはありがたいです。なので、右肩上がりの上昇を願ってはいます。

ただ、自分なりに想定してみると株式市場は更に下がると思えるので従来の想定を下方修正して下落に備えている状態です。

S&P500が高値から30%ぐらいの下落をした3357ぐらいまで下げてくることがあれば、キャッシュを入れ始めて、買い増し(買い戻し)を始めていると思います。